主役は私!知るほどワクワクホールディングスの話。 主役は私!知るほどワクワクホールディングスの話。

HD化の主役は誰なのか?

九電グループは純粋持株会社(以下「HD」と記載)体制への移行に向けた準備を進めており、2026年10月1日に「キューデンホールディングス株式会社」を新たに設立します。HD化っていわれても、なんだかよくわかりませんよね?九電グループ従業員の中にも、「九電の組織が変わるだけで、自分には直接関係がないだろう」と感じている人が少なくないかもしれません。
でも、そうじゃないんです。今回のHD化の主役は、グループで働く“一人ひとりの従業員”です。HD化で従業員の働き方が変わる。そして、自分の会社が、さらにグループ全体が変わっていく、その理由を解説します。

HD化は従業員や現場にどんな影響を及ぼすのか?

1. 従業員の挑戦や成長の機会が増える!

完全親会社となる「キューデンホールディングス株式会社」に権限が集約されるように誤解されがちですが、実際はその逆です。HD化に伴い、各グループ会社に今よりさらに権限が委ねられていきます。つまり、各会社がこれまで以上に主体的に経営を行える体制へと変わっていきます。そうなれば、従業員一人ひとりの行動が、会社や事業の動きにつながりやすくなります。
意思決定もより迅速かつ柔軟になり、「自分たちがこの事業を動かしている」という仕事の“手触り感”を持ちやすくなるでしょう。自らの仕事に誇りと責任を持ち、チャレンジしやすい環境になることで、自己成長の機会が一層広がることが期待されます。

従業員の挑戦や成長の機会が増えるイラスト図 従業員の挑戦や成長の機会が増えるイラスト図

2. 自社をスペシャリスト集団へと強化できる!

HD化によって、今回の都市開発事業本部のように一つの事業部門から「独立した会社」へ進化していくケースが今後も増えていきます。独立した一会社なので、いろんなことが“決定”できます。言い換えれば、HDが細かく指示を出してくれるわけではなく、自社で決めていかなければなりません。各事業を取り巻く環境や特性に合わせ、自社で設定したビジョンの実現に向けて自律的な経営を進めることで、会社独自の文化や社風が育まれていきます。経営の決定権を担うトップと現場との距離もおのずと近くなり、ビジョンをともにする仲間として、一体感のあるチームビルディングがしやすくなることでしょう。従業員一人ひとりの挑戦や成長の機会が増すのと同様に、チームを束ねるリーダー職にとっても、HD化は強みを尖らせた“精鋭集団”を構築するチャンスといえます。

自社をスペシャリスト集団へと強化できるイラスト図 自社をスペシャリスト集団へと強化できるイラスト図

つまりHD化によって

グループが大切にしてきた「やってみたい」「挑戦したい」という従業員一人ひとりの「Will(思い)」が、これまで以上に発揮できるようになるのです!

HD化で組織体制はどのように変わるのか?

HD化に伴い2027年4月1日以降は、すべての事業や各事業をけん引する基幹会社は横並びになります。つまり、九州電力が担う「発電事業・小売事業」もキューデンホールディングスの傘下に並列に置かれた多様な事業のひとつ。「送配電事業」や「再エネ事業」、「海外事業」、「ICTサービス事業」、「都市開発事業」と完全に横並びです。切磋琢磨し自律的に発展した各事業同士が手を取り合い、今はない新たなシナジーが生まれていくことも考えられます。

HDの設置からグループ再編へ図解 HDの設置からグループ再編へ図解
2027年4月以降、並列で配置された6社の基幹会社は各事業をけん引し、それぞれの事業領域内のグループ会社とともに独自の事業戦略を遂行していく

例えばこんなシナジー1

ICTサービス事業や都市開発事業によって九州が活性化し、電力需要が増加。電気事業のさらなる成長につなげる。

例えばこんなシナジー2

蓄電池事業を海外で展開し、そこで得たサプライチェーンや運用実績の知見、人的ネットワークなどを国内の再エネ事業に役立てる。

基幹会社6社のイラスト図 基幹会社6社のイラスト図

例えばこんなシナジー3

独立した意思決定の下で事業領域や企業ごとの成果(利益)が明確になり、「もっと成長しよう」「参考にしよう」といった切磋琢磨するポジティブな関係性が生まれる。

基幹会社6社の精鋭集団のイラスト図 基幹会社6社の精鋭集団のイラスト図

HD会社の役割は何なのか?

従業員一人ひとりや各企業が自らの判断によって躍動し、横並びになった多様な事業がシナジーを発揮する。そんなHD体制において、グループの親会社となるキューデンホールディングス株式会社は、直接の事業を持たない純粋持株会社です。これは電力業界として初の試みとなる見込みです。自社で事業を持たないのであれば、HD会社は何をするのか?それは、映画業界における映画会社の役割をイメージすると、近いものがありそうです。

HDを映画業界に例えた比較図 HDを映画業界に例えた比較図
HDを映画業界に例えたイラスト図 HDを映画業界に例えたイラスト図

映画会社の役割が「名作を生み出せる体制・環境を整えること」であるように、HD会社であるキューデンホールディングスも、グループ全体をマクロの視点で見渡し、各従業員が、各事業会社が、そのポテンシャルを最大限発揮するための環境を整えることに専念します。

そしてもうひとつ、「キューデンホールディングス株式会社」には大切な役目があります。それは、各社が個社最適を追求するがあまり、過剰な遠心力がかかってしまうというHD化で予測されるデメリットに対応すること。各社が自由に経営を行えるようになったからこそ、「なぜ、その事業をやっているのか」という原点にある思いを忘れないようにする。電気事業における「どんな時も九州のインフラを守り抜く」というDNA、そして、グループが大切にしてきた「ずっと先まで、明るくしたい。」という思いをつなぎ、グループ全体が歩んでいくべき道を示し続けることもキューデンホールディングスの使命なのです。

HD体制に移行する背景にあるものは?

九州電力では経営の基盤である九州とともにさらなる成⾧を目指すため、2025年5月に「九電グループ経営ビジョン2035」を策定しました。総合エネルギーサービス事業(発電・小売/送配電)と成長事業(再エネ/海外/ICTサービス/都市開発)の両輪で成長を続け、2035年のありたい姿を実現させるためには、今回のHD体制への移行は必須の取組みといえます。

総合エネルギーサービスと成長事業の図解 総合エネルギーサービスと成長事業の図解

HD制への移行は、成長へのスタートライン

2026年10月1日にキューデンホールディングスが設立され、HD体制への移行が進められることで、各従業員が、各事業会社が、そのポテンシャルを最大限発揮するための環境は整いました。しかし、環境が整っただけでは、グループの成長やありたい姿は実現しません。「ずっと先まで、明るくしたい。」という思いをつなぎ、これからグループがどのような成長を遂げ、どんな未来を描いていくのかを左右するのは、従業員一人ひとりの「やってみたい」「挑戦したい」という思いです。「HD化の主役、グループの主役は自分なんだ!」そう思える従業員が多ければ多いほど、個人も会社も、グループ全体でも、より力強く成長していけるでしょう。

<記事監修>
コーポレート戦略部門
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